英語でコミュニケーション+α

英語でのコミュニケーションを学ぶ上で私自身が経験したことや学んだこと、見聞きしたことなどについて書いています。

パブリックスピーキンの基礎:プレゼンスライド③

※本ブログにおいて、英語=米語です

 

アピール力がUPするのに効果的なプレゼンスライドの作り方について書いています。前回はフォントについてでしたが、今回は色とレイアウトについてです。

 

コンテンツREVIEW

  1. フォント
  2. カラー ← 今回はココと
  3. レイアウト ←ココ
  4. 情報の選択と表示

 

2. カラー

プレゼンスライド色使いの基本は:

白など薄色の背景に濃い色の文字

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もしくは、濃い色の背景に薄色文字

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前者は、小さめの部屋でのプレゼンに適していて、後者は大きめの部屋でのプレゼンに適していると言われていますが、アピール力の観点からはそれほど差は生まれません。

また、オーディエンスの中に一定数含まれている色盲の人たちについても考慮して、緑と赤の組み合わせの様な色盲の人たちには識別しづらい色使いは避けます。

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もちろん、上記以外にも色盲の有無に関係なくオーディエンスにとって見づらい組み合わせもオーディエンスを疲れさせてしまうため避けます。

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 また、一つのスライドに使う色は3色までとします。それ以上色を使うのはオーディエンスの脳への負担になり、あなたのプレゼンへ集中力を損なうことになります。

 

3.  レイアウト

効果的なレイアウトにするためには?:

    • 1スライドにつき1メッセージ/ポイント:1つのスライドを用いて伝える主張は1つと決め、俯瞰視点の要点をメインヘッディング/タイトルとして書き、その要点をサポートする情報のみをタイトルスペース以下に載せる。スライドの空白は恐れない!

    • 文を活用する:「名詞表現(What?:何?)」はアピール力が乏しく、動詞を伴う「文(So what?:何が起こった?)」はメッセージ性が高いため少ない文字数でアピール力を向上するには文が効果的。
      例)
      Evolution of the temeprature as a function of the time.(名詞表現)
      → The temperature increased much faster than anticipated.(文:S + V 〜)

 

ポイント!:スライドをスピーカーの台本として使うのはオーディエンスの集中力、興味ともに著しく下げるので当然厳禁。

代表的なスライド(タイトルスライド、文字のみのスライド、図を含むスライド)を例に効果的なレイアウトを紹介します。

 

タイトルスライド

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タイトルスライドサンプル

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 文字のみのスライド

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 文字のみのスライドサンプル

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図を含むスライド

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 図を含むスライドサンプル

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 さて次回は、「名詞」を用いて「言葉を尽くす」ことに慣れている日本語スピーカーにとって一番精神的ハードルが高くと抵抗感が強い「情報の選択と表示」です。スライド作りにおいて他の要素をどんなに効果的にしても情報選択と表示の仕方が効果的でなければスピーチのアピール力は伸びません。そのために、英語スピーカー脳が理解しやすい情報の表示の仕方とはどんなものなのか紹介したいと思います。

 

 

1. North, Marjorie L. "Fundamental of Public Speaking." Harvard Extension School, Cambridge. Aug. 2011 - Dec. 2011. Class 

2. McConnell, Susan. "Designing Effective Scientific Presentation." iBiology.org  Sep. 2010.  21 Apr. 2015, 
3. "English Communication for Scientists." Nature.com.  Nature Education, 2014. 12 Jun. 2016.