英語でコミュニケーション+α

英語でのコミュニケーションを学ぶ上で私自身が経験したことや学んだこと、見聞きしたことなどについて書いています。

英語コミュニケーションの基本:テクニック編 ②

※本ブログにおいて、英語=米語です

 

かなり久しぶりの更新になってしまった・・・。がんばろう!

前回の、英語コミュニケーションの基本:テクニック編①の続きです。

 

⑤ 未来思考表現

日本人は失敗を恐れるがあまり、「過去」の執着します。過去で既に起こった事や達成されたことであれば、それを真似しさえすれば「失敗」することをミニマイズできると考えるからです。「雛形」や「テンプレート」、ありとあらゆる場面に現れる「やり方」などが代表的なものと言えます。これは、そもそもリソースに限りがある日本だからこその価値観と思いますが、土地も大きくリソースの制限をほとんど気にしない米国英語コミュニケーションにおいてその価値観が日常の英語表現に反映されることはありません。それどころかリソースは潤沢にあり半永久的に続いていくので未来は明るいと言うような価値観でも世界をみるので日頃のコミュニケーションも過去思考の日本語表現とは変わってきます。

例)

We have made improvement on better understanding of each other and have progressed toward the agreement of the research collaboration.
→Because now, we have better understanding of each other, I’m confident that we will have the agreement signed within a few weeks.

 

⑥ 表現を盛る

日本語スピーカーと英語スピーカーではそれぞれの脳の中に無意識の「+20%フィルター」と「−20%フィルター」が存在します。

  • 「謙虚」を美徳と考える日本人の頭の中に存在するのが「+20%フィルター」。
  • 「盛る」が自然体な英語スピーカーの頭の中に存在するのが「−20%フィルター」。

そして、このフィルターの存在は日本人が思っている以上に日本人が損をしている要因になっていると考えています。例えば:

日本語型同士のコミュニケーションの場合:謙虚が美徳の日本語型スピーカーは、物事を表現するとき20%ほど引いて表現すると思いますが、受け取り手に脳内+20%フィルターが存在しているため相手の脳に届く頃に100%の完成形として認識されます。

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英語型同士のコミュニケーションの場合:他方、英語型同士のコミュニケーションの場合、発信側は表現を20%ほど盛っています。個性と個性のぶつかり合いである英語圏の中で「自分」を際立たせるためには多少大げさな表現を使うことは厭いません。ただし、受け取り側に「−20%フィルター」が存在するため、相手の脳に届く際にはやはり100%として理解されることになります。

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日本語型のセンダーと英語型のレシーバーの場合:さて、上記を踏まえた上で発信側が日本語型で受信側が英語型だった場合、日本語型はいつも通り「謙虚は美徳」に則り、本来の姿から−20%の80%で発信します。英語型のレシーバーは、発信側は「盛っているもの」という無意識の認識から日本語型センダーから発せられたメッセージをさらに−20%してしまいます。この結果、日本語型スピーカーから発せられたメッセージは本来の姿(実力)の60%ほどしか伝わらないと言うとんでもないことになってしまいます。

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例)

盛り方初級編:The results offer evidence of damage done by smoking, alcohol abuse and substance abuse at early age.
→ The results offer powerful evidence of damage done by smoking, alcohole abuse and substance abuse at early age.

The images show that a significant portion of the lake has already been dried.
→ The images clearly show that a significant portion of the lake has already been dried.

盛り方中級編:I built relationships with publishers and advertizers to increase sales and marketshare.
→ I cultivated relationships with key publishers and advertizers to increase sales and marketshare.

盛り方上級編:I have conducted research to develop a framework for international communication.
→ I have conducted extensive multidisciplinary research to develop a comprehensive and innovative framework for international communication.

 

テクニック編も終盤です。次回の、英語コミュニケーションの基本:テクニック編③に続きます。