英語でコミュニケーション+α

英語でのコミュニケーションを学ぶ上で私自身が経験したことや学んだこと、見聞きしたことなどについて書いています。

英語コミュニケーションの基本:セオリー編 ③

前回は、言語感覚の違いからくる日本語型コミュニケーションスタイルを紹介しました。今回は英語型です。


ー 復習 ー
日本語型と英語型の認知感覚の相違

日本語型(他者フォーカス✖️ルールベース):世間のルールの正解を把握し、他者や環境に順応していく。

 英語型(自己フォーカス✖️理屈ベース):自己欲求を把握し、理屈と説得性をもって他者に通していく。


英語型のコミュニケーション

コミュニケーション哲学“Show and tell”(見せて伝えて)

Expressions:

  • 人間主語、主に「I」や「We」が主体
  • アクション動詞を用いて “what you do?(何をする?)” をピンポイントで表現
  • 「Why」「How」「Purpose」などの理屈を加えてメインの主張をサポート、説得性を持たせる
  • 能動態文を使い、動きや動作を強調、また主語との関係性をより簡潔に表現
  • 未来思考:「これから何が起こるのか?/何を起こすのか?」に焦点を当て、自己の意思とその意思によって引き起こされる「動き」を強調
  • 表現を盛る(+20%)ことで大衆の中でも存在感をアピール
  • 二方向コミュニケーション:双方に選択権・選択肢が残るような言い回し
  • 「感謝」を通じて、時間や労力を費やしてくれた「個」へのリスペクトを表す

Voice:

  • 胸から発声される低く響きのある声
  • 横隔膜を使ったより力強く、大きな声量
  • 伝えたいメッセージによって使い分けられるスピードとリズム
  • 多種多様な訛り

Body Languages:

  • ビジュアル面からもメッセージの伝達性を高める豊かな表情表現
  • ジェスチャー:胸を張り、両足を肩幅に広げて立ったり、上半身(特に肩から手にかけて)を大きく使うなど自己のプレゼンスを高めるジェスチャー
  • アイコンタクト:「自信」を覗かせるために多様
  • 自己の性格や特徴を前面に押し出す


英語は様々な国と地域で話されているため、多種多様な訛りが存在します。米国一つとってみても、中西部、南部、東部、西部など場所の違いや人種背景の違いによって本当に多様な発音の「英語」が存在します。ただ、英語コミュニケーションとは、音と声のバリエーションやジェスチャーなど様々な要素をを駆使した総合的なコミュニケーションなので、そのうちの一つ(訛り)が多少異なっていたとしても、他の要素で補って意思疎通を図ります。なので、日本語スピーカー独自の訛りが強いからといって、発音矯正だけを気にするのではなく、英語コミュニケーションにおいては同等に重要な声のクオリティやボディランゲージも同じようにトレーニングしたいところです。

 

さて、前回のブログで日本語型の特徴がよく出ている会話を紹介しましたが、今回はその英語型バージョンです。

 

会話

子供:Mommy, I want to eat something because I'm hungry!(お母さん、お腹が空いたから何か食べたい〜!)

母親:Well, I have a banana and an apple.  Do you want some?(そうねぇ。バナナとリンゴならるわよ。食べる?)

 

となります。お母さんの発言は一緒ですが、子供は自分が結局のところ何を訴えたいのか(So what?)をストレートの伝えています。しかも、理由付きです。単純な例ですが、英語型のコミュニケーションスタイルをしっかり表しています。これは、私が米国滞在中に聞いた、5歳の子供とそのお母さんの実際に会った会話です。これを聞いた時は、ここまで日本語がと英語型のコミュニケーションの取り方が違うのかと感動した共に思っていた以上に日英間の溝は深いなぁと少し焦燥感を感じたのを覚えています。

日本語型(他者フォーカス&ルールベース)の感覚を英語型(自己フォーカス&理屈ベース)へ少しづつでも変えていくために、まずは実際に口にする言語表現を変えていきます。そして、言語表現や文構成、ロジックを英語型にしていくことで、その感覚に慣れていくことが自然で伝わる英語を話す近道です。

次回は、効果的な英語表現(Effective English)テクニックの基礎編を書いてみます。

 

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参考: Panos, Kerianne R. Personal Interview.  MCML Consulting Service LLC. http://www.mcmlconsulting.com