英語でコミュニケーション+α

英語でのコミュニケーションを学ぶ上で私自身が経験したことや学んだこと、見聞きしたことなどについて書いています。

パブリックスピーキングの準備を始める前に

オーディエンスについて知りましょう!

なぜ大事なのか?

私たちスピーカーに与えられる時間と場所は限られています。その限られた場や時間を最大限活かして、主張したいメッセージや情報を私たちの意図通りにより多くの人たちに理解してもらえるようにするために、オーディエンスの「聞き方」をより知っておく必要があります。そうすることで、メッセージ(主張)自体のアピール力が上がり、波及効果を向上していけます。

オーディエンスの「聞き方」を把握することはプレゼンやスピーチの準備をするときの:

  • ワードや表現チョイス
  • 情報量や詳細度
  • コンテンツの構成パターン
  • 主張ポイント
  • 声質や話すスピード
  • スライドの作り方

を決めるのに多いに役に立ちます。

オーディエンスの何を知る?

これくらいは知っておくと良いというものが:

  • オーディエンスの年齢層
  • 性別分布
  • 大学、病院、会社、研究機関などの所属組織
  • トピックに対する精通度
  • 教育レベル背景
  • 職業や役職
  • 主な出身国
  • 母国語

また、これ以外にも:

  • 参加予定人数
  • 会場の様子
  • イベントの開催意義や目的
  • スピーカーの人数:自分一人だけなのか他にもいるのか
  • 準備できる機器 など

自分のメッセージの浸透性に影響を与えそうな要素はすべて把握するくらいの勢いで知っておくことでスピーチやプレゼンの出来は大きく変わってきます。特に、オーディエンスのあなたのトピックに対する関心度の高さ、低さはスピーチやプレゼンを準備する際や当日の会場でアプローチする際に重要になってきます。

  • 関心度高い→客観性の高いいーディエンスも知らない新しい情報の提供と未来思考を基盤としてスピーチを組み立てる
  • 関心度低い→オーディエンスとの共感ポイントを探し、その共通項から共通項をつなぐ形でスピーチを組み立てる

オーディエンスの「聞き方」の違いを理解する:

スピーカーもしくは講演者の立場が優遇されがちな日本語スピーカーは特にこのポイントを忘れがちです。話し手側が「話してやってる」感覚を持ってることが少なからずあり、理解する努力をオーディンスに求めることを当然だと思うからです。「私の話が分からないのはそちら(オーディエンス)の知識不足・努力不足・学力不足などが原因だろう」と本気で思っている人もいるくらいです。

違います。

どんな「聞き方」のタイプの人たちが集まっていようと、その人たちの耳にまでしっかり届く形でメッセージを飛ばすことが最も波及効果を高めることになります。できるだけ取りこぼしがないように、異なる形をしている「聞き手」のパズル空き場所にパズルのピースを放り込んでは嵌めるような感覚です。英語ネイティブのオーディエンスには特にこれが顕著にあらわれます。英語スピーカーは普段から、情報というのは彼らにとって一番理解しやすいように調理された状態で届けられると思っています。これは日本語ネイティブにはない感覚です。この日本語スピーカーと英語スピーカーの認識の乖離はスピーチやプレゼンの準備をする段階で意識したいです。

 

 参考:North, Marjorie L. "Fundamental of Public Speaking." Harvard Extension School, Cambridge. Aug. 2011 - Dec. 2011. Class

 

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