英語でコミュニケーションて?

英語でのコミュニケーションを学ぶ上で私自身が経験したこと学んだこと見聞きしたことについて書いています。

英語コミュニケーションの基本:セオリー編 ①

前回の、「私が学んだ英語コミュニケーションのために本当に大切なこと」にも書きましたが、英語ネイティブと日本語ネイティブでは「世界の捉え方」が違います。同じ状況にいたとしてもそこから感じる事柄や読み取る事柄が違うのです。そして、受け取るモノが違えば当然それに対する反応や対応も違ってきます。それが認知プロセスの違いから起こるコミュニケーションスタイルの違いです。だから、以下の様にずいぶんと異なる言い回しの英語が出来上がります。

例えば、先日打ち合わせをした相手に確認したいことがあるので電話をしてみたが捕まらなかった、のでメールで金曜日の16時までに連絡が欲しい旨を伝える。これを、英語ネイティブと日本語ネイティブがメールにすると・・・

英語:I would really appreciate if you could get back to me by Friday, 4pm.

日本語英語:I'm sorry to trouble you, but please return my call by Friday, 4pm.

これらはモノの見方の違いが私たちの言動に作用した結果です。この、「世界の捉え方」の違いは毎日の生活の中で少しづつ積み重ねられていき、私たちの「感覚」として染みつきます。私たちはこの築き上げられた感覚に基づいて日々の生活を送っています。そして、異なる言語圏において過半数以上の人間の中に生まれる感覚をそれぞれの言語感覚と呼んでいます。日本語圏内で培う感覚を日本語感覚(もしくは日本語型)、英語圏内で培う感覚を英語感覚(もしくは英語型)です。ちなみに、厳密には英語感覚と米語感覚は違いますが、ここでは2つを総称して「英語感覚(英語型)」としています。

 

言語感覚は、個人が持つ「観点」と「思考基盤」から計ります。


観点
:私たちが世界を眺めるときの観点が「自分」にあるのか「他者」にあるのか?

他者フォーカス型(Other-focused):「周り(他者や状況)」から求めらる言動を瞬時に把握、高い順応性をもって、その場の雰囲気や空気、他者に合わせていける。「〜すべき/〜しなければならない」が行動の基本。

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自己フォーカス型(Sefl-focused)
:自己の思考、視点、信条から物事を読み取り、自己欲求や主張を通すことを重要視する。「〜したい」が行動の基本。

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思考基盤:私たちの思考基盤はどこにあるのか?

ルールベース(Rule-based):世間の常識や慣習など社会の規則による「正誤」の言動を把握、正解の行動をとることで「世間」に定義される「自分の立場」を確立させていく。「同調」や「協調」を重んじる。

 

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理屈ベース(Logic-based)
:自分の言動のドライビングフォースやモチベーションを理解、論理性を用いて他者を説得できることが大事。自己の理屈で自分を定義、「個」を確立させていく。「個性」や「特異」に価値をおく。

 

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これを踏まえて、日本語と英語の言語感覚をみていくと:

日本語型:他者フォーカス&ルールベース

英語型:自己フォーカス型&理屈ベース

になります。次回は、この言語型の違いから起こるコミュニケーションスタイルの違いを具体的に見ていきたいと思います。

 

 

参考: Panos, Kerianne R. Personal Interview.  MCML Consulting Service LLC. http://www.mcmlconsulting.com

 

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