英語でコミュニケーション+α

英語でのコミュニケーションを学ぶ上で私自身が経験したことや学んだこと、見聞きしたことなどについて書いています。

パブリックスピーキングの基礎:効果的なデリバリー①

※本ブログにおいて、英語=米語です

 

以前にも紹介しましたが、英語でのプレゼン、スピーチを含むパブリックスピーキングの成功は:

 

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です。

つまり、デリバリーの出来次第であなたのプレゼンやスピーチは「成功」にも「失敗」にもなる、とう言うことです。

 

では、デリバリーとはなんなのか?

 

デリバリーとは:

オーディエンスを飽きせることなく、注意を引きつけたまま、スピーカーの意図、主張、メッセージを明確に魅力的に届けるスキルのことを言います。

 

だから例えば、あなたが口籠っていたり、足がフラフラして落ち着かなかったり、視線が明後日方向を向いていたり、抑揚のないモノトーンボイスで話したりすることはあなたのメッセージのオーディエンス浸透率著しく下げます。

さらに、自己を誇示しているだけと取られる大げさなジェスチャーやわざとらしい態度、必要以上に高音(←日本語スピーカーは要注意!)でのトークなどもあなたのスピーチやプレゼンへの興味を失速させることに繋がります。

 

 

デリバリーには何が含まれるのか?

 

PARALINGUISTICS:パラ言語

パブリックスピーキングにおいて、Paralinguistics(パラ言語)とは、オーディエンスのスピーチへの興味を維持しながら、主張ポイントの重要性をで表現する、ことを言います。

 

KINESICS:動作

パブリックスピーキングにおいて、Kinesics(動作)とは、オーディエンスの注意をさらに惹きつけ、コンテンツのオーディエンス浸透率を最大限にするためにを効果的に使う、ことを言います。

 

まずは、Paralinguistics(パラ言語)からです。

 

英語において「音調」と「抑揚」は、単語の重要性を表現するだけではなく、文に奥深さを加え、幅をも持たせるので、スピーチやプレゼンそのものをよりクオリティの高いもになります。

 

例えば、

I didn't say to stole the candy. と言う文の「強調」する単語を以下の順番で変えていきます。

I didn't say to steal the candy.

I didn't say to steal the candy.

I didn't say to steal the candy.

I didn't say to steal the candy.

I didn't say to steal the candy.

 

文の意味が少しづつ違うのに気づきますか?

 

I didn't say to steal the candy. いやいや私じゃないし・・・

I didn't say to steal the candy. そもそも言ってないし・・・

I didn't say to steal the candy. いやいや言ったってわけじゃないし・・・

I didn't say to steal the candy. 盗んでってわけじゃないし・・・

I didn't say to steal the candy. アメってわけじゃないし・・・

となり、とても面白いです。

これを可能にしているのがParalinguistics(パラ言語)です。Paralinguistics(パラ言語)スキルを伸ばしていくためには以下の「声」の使い分けが必要です。

 

PITCH:高低

INTENSITY:強弱

RATE AND RHYTHM:テンポ

ARTICULATION:アクセント・訛り

QUALITY:質

 

次回はそれぞれの要素を掘り下げていきたいと思います。

 

1. North, Marjorie L. "Fundamental of Public Speaking." Harvard Extension School, Cambridge. Aug. 2011 - Dec. 2011. Class  

 

 

英語マインドセットの作り方:レジュメ編②

※本ブログにおいて、英語=米語です

 

前回の英語マインドセットの作り方:レジュメ編①からのつづきです。

natsumisatoh.hatenablog.com

 

英語レジュメライティングの基本として、英語レジュメは、大きく2つのグループに分けることができます。1つ目は、前回書いた、「過去から、自分の『できる』を最大限アピールする」グループで、もう1つは、「あなたの基本的な情報を提供する」グループです。

 

基本的な情報には:

  • Name:名前+α(Ph.D., M.B.A., M.D.などある場合ははここに記載します)
  • Contact Information:住所、Eメールアドレス、電話番号
  • Professional Affiliation:◯◯化学会、△△Medican Assosication など自分が属している団体名
  • Languages:母国語以外の言語能力
  • Publication:科学誌や著書など出版物の提示
  • Education :基本的には大学から記載(Bachelor's Degree → Master's Degree → Doctoral degree の順)
  • Volunteer Activity:社会貢献活動を記載
  • Award:表彰経験を提示
  • Personal Interests:趣味、特技など重要性は低いが記載可能

などが含まれ、これは日本語の履歴書に近い存在です。職探しにおいて、あなたの基本的情報の提供は当然重要ですが、事実を記載するだけでは英語マインドセットの取得には殆ど寄与しないので今回は割愛します。
*Educationに関しては、新卒なのか転職なのかで他方のグループになることもあります。

 

自分を最大限アピールすためのセクションにおいては:

Professional Experience:「何をしたのか?」「何を成し遂げたのか?」「(あなたの)役割は何だったのか?」など、自分の役目、責任や実績を1つの立場・肩書きに対して1〜2のポイントで書く。


例)
- Managed the operations and oversaw the implementation of the JAET (Japan-America Exchange and Teaching) Program, one of the largest study abroad programs in Japan.

- Comprehensively retooled the executive’s communications strategy by supervising the design and languages of all public relations materials.

 

Skills:過去の経歴、経験のアウトプットとして培ったスキル、人間的強味、資格など応募先の「これから」の発展に寄与できるもを書く。

Knowledge-baed Skills: 特有な環境下で培ったスキルで似た環境下で実践力を発揮するスキル

Transferable Skills: 様々な環境下に置いて実践力の発揮が可能なスキル
例)・Interpersonal communication skill
  ・Problem solving skill
  ・Organizational skill 他

Personal Traits: グローバルプロとして必要になる実践力を高めるための人間的特徴
例)・Goal-oriented
  ・Self-motivated
  ・Flexible 他


Executive Summary/Objective/Summary of Qualification
:プレゼンで言うところのAttention Getter。過去の経歴、経験、培ったスキルから自分が如何に理想的な候補者であるかを5〜7行の端的な文でアピールします。

 

レジュメを書く順番:Professional Experienceを家の土台とみなし、その上に家を建てる感覚で

Professional Experience

Skills

Executive Summary/Objective/Summary of Qualification

と書いていきます。

 

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次回は、Professional Experienceの書き方になります。 

 

 

英訳小学1年生うんこ漢字ドリル ①:一 〜 四

うんこ漢字ドリル、大変な人気です。

例に漏れず我が家にもあります。息子のひらがな練習用に購入しました。男の子あるあるなのか息子あるあるなのか分かりませんが、うんこやらおしりやらとにかく下のパーツが絡むネタに大喜びします(苦笑)。

このうんこ漢字ドリルも大成功でした。毎日楽しそうに少しづつですが読んでいます。で、考えたのが一度日本語で読んでしまった文を英訳したらそれも面白がって読んでくれるのではないか、と言うことでした。一度、日本語で読んでいるのでなんとなく意味は分かってるし(分からなければそこにある日本語文をもう一度読めばいい)楽しんで読めるのではないかと思いました。

日本語の語彙力強化にも役立つと思っていたので、その延長上として英語語彙力強化にもつながったラッキーと言うくらいです。

元々の日本語の意味合いを踏まえつつも、直訳は避け、英語型(米語)スピーカーとしてより自然なコミュニケーションに訳しています。また、ドリルに載っている絵も参考にしています。

 

1. この うんこが 一番大きい。

This poop is the biggest!

 

2. うんこを ひとつ もって 出かけよう。

I'm going out with just a poop in my hands.

 

3. うんこに えんぴうを 一本 つきさした。

I stuck a pencil into a poop.

 

 

1. 二かいから うんこが おちて くる。

A poop is falling out from the second floor!

 

2. ランドセルに うんこを ふたつ 入れます。

I'm going to put two poops in my school bag.

 

3. うんこの 上に すなが ふたつぶのっている。

I see two pieces of sands on the poop.


オリジナル文との違いに違和感を感じるかもしれませんが、この状況を想像してみた時、英語型スピーカーならどう発するかと想像してみると、「I」から始まるこの文の方がとても自然です。他方、オリジナル日本語文をストレートに英訳すると、


There are two pieces of sands on the poop.


になります。決して間違ってはいないけれど、日常的なコミュニケーションにおいては出番は少ないかもしれません。

 

1. 川原で 三角の うんこを 見つけました。

I've found a triagle-shaped poop at riverbed.

 

2. 三日月を 見ながら うんこを しよう。

I will poop while looking up a cresent moon.

 

3. みっつの うんこを つみかさねる。

I stack three poops. 

 

 

1. 四角い うんこなんて めずらしい。

How rare it is to find a squre-shaped poop!

 

2. おもい うんこを 四人で もち上げた。

Four of us lifted up such a heavy poop.

 

3. うんこを よんこ あつめましょう。

Let's find four poops now.

 

英訳小学1年生うんこ漢字ドリル ②につづきます。 

 

1.  Bunkyosha Co., Ltd.. "Unko Kanji Doriru" 2017 

 

 

英語マインドセットの作り方:レジュメ編①

※本ブログにおいて、英語=米語です

 

日本語の履歴書に日本語型コミュニケーションが凝縮されているように、英語のレジュメにも英語型コミュニケーションの真髄が出ます。

英語のレジュメの目的は:

  • 自分を最高値で売って、最高値で買ってもらう

こと、です。

もう少し詳しく言うと:

  • 過去から、自分の「できる」を最大限アピールして、最高値で買ってもらう

になります。

 

この「自分の『できる』を最大限アピール」と言うところが、英語型コミュニケーションの真髄です。レジュメ言語をマスターすることは英語マインドセットを手に入れる近道になります。

 

少し復習になりますが、英語マインドセットを簡単に言ってしまうと:

  • 自己フォーカス型:物事を捉える時に観点は常に自分
  • 理屈ベース;自己の理屈・道理で主張に説得性を持たせる
  • 未来思考:「これから」が大事
  • 1に自信、2に自信、3も4も5も自身:「Not」は禁じ手。2割り増しのポジティブ表現

です。

詳しくはこちら↓

natsumisatoh.hatenablog.com

 

英語レジュメを準備する上で重要なのは:

  • 自分の「できる」をとことん理解する
  • 自分の「できる」を的確に表現出来る動詞をサーチ
  • 自分の「できる」の証拠を提示
  • 自分の「できる」を盛る
  • (自分の「できる」がどう相手の利益になるかを提示)

 

これらを気に留めながら英語レジュメライティングを進めていくことで、完成する頃には、英語マインドセットに大きく近づいていたいものです。

 

英語レジュメフォーマットの紹介

職種により求めらえる項目は多少異なりますが、ここではどの職種でも聞かれる基本のアイテムを乗せたシンプルなレジュメフォーマットを紹介します。今後は、このフォーマットに沿って書き進めていきたいと思います。

 

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パブリックスピーキングの基礎:プレゼンスライド④

※本ブログにおいて、英語=米語です

 

前回からずいぶん時間が経ってしまいました・・・。英語スピーチ&プレゼンにおける効果的なスライド作りもこれが最後です。

 

コンテンツREVIEW

  1. フォント
  2. カラー 
  3. レイアウト
  4. 情報の表示と表現 ← 今ココ

 

 4. 情報の表示と表現

日本語型スピーカーと英語型スピーカーでは「理解しやすい」表現方法が違うことを理解します。

 

日本語型スピーカーにとって見慣れた・理解しやすい表現とは?

名詞中心の「何?」にフォーカスした言い回し。例えば・・・

Investigation of the temperature as a function of the time. ←「何(the what)」3

 

英語型スピーカーにとって見慣れた・理解しやすい表現とは?

「文」を用いた、動詞中心の「何が起こった?」「誰が何した?」にフォーカスした言い回し。例えば・・・

The temperature increased much faster than anticipated. ← 「何が起こった(the so what)」3

*CAUTION!:もちろん全てのヘッディングに「文」が可能なわけではありませんが、そのような場合は、下記のように「名詞」+意図としての「動名詞」を用いることで、英語スピーカーにとって理解しやすい表現になります。

Automated procedures for quickly and efficiently processing and releasing goods at customs

英語型スピーカーにとって動詞とは:

  • 個々の「意図」を効率良く端的に表現できるもの。
  • 個々の動作や変化、流れを簡潔に説明できる。また、理解できるもの。
  • 表現に活力を与え、活気あるコミュニケーションを可能にするもの。 

これとは反対に、英語型スピーカーにとっての名詞表現とは:

  • 環境や状況の一部を切り取ってラベルをつけただけの、無機質でつまらないもの。
  • 「意図」が感じ取れず、こちら側(受信側)に「理解」の努力を強いるめんどくさいもの。
  • 表現を鈍化させ、コミュニケーションの効率を下げてしまうもの。

 

動詞表現を用いたサンプルスライド
*ここで使われているデータや情報は効果的なプレゼンスライドを示すために創造されたものです。

 

タイトルページ

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上記のようなタイトルが登場した時の英語スピーカーが抱く印象は正直こんな感じになります。
「効果が何?」
「あったの?なかったの?」
「それいつ分かるの?」
「それまで待つの?」
オーディエンスの「時間」に対して最大限の敬意を表すためにも彼らにとって最も理解しやすい「文」で主張ポイント(メインメッセージ)を表す事が重要です。

VS.

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上記タイトルの場合、「結論」が明確に表現されています。また、この後のプレゼンもこの主張を中心に話が進んでいくのだろうことが容易に想像でき、オーディエンスの心と頭の準備がしやすくなります。

 

ヘッディング&ポイント

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「名詞」の羅列は何のメッセージ性もないので個人の主張や意図は全く理解されません。これでは、オーディエンスは置いてきぼりです。オーディエンスにとっては、空虚なスライド、空虚な時間です。

 VS.

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ポイントを3つに別け、1スライド=1メッセージにしたことで、オーディエンスへの情報供給過多を防ぎます。また、1つ1つのスライドに主張があるので、スライドの存在意味もあります。

 

ヘッディング&イメージ
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この名詞タイトルを見たオーディエンスの頭はたぶん:
「で、何?」「これから何を読み取れと?」
です。この質問がオーディエンスの頭に浮かぶ度、オーディエンスはあなたのスピーチ/プレゼンへの興味を失っていきます。それを避けるためにも、「何?」の答えは前もって提供しておきます。

VS.

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オーディエンスに脳内質問の隙を与えません。言いたいことが分かりやすいです。 

 

最後に

繰り返しになりますが、プレゼンスライドはオーディエンスのためであり、スピーカーであるあなたのためではありません。 メモリーカードとして使おうとしたり、オーディエンスの認知プロセスを無視した情報伝達をしたり、オーディエンスに価値を提供しない多すぎる情報や派手な色使いやデザインでオーディエンス撹乱したりすることだけは避けたいです。

 

 

1. North, Marjorie L. "Fundamental of Public Speaking." Harvard Extension School, Cambridge. Aug. 2011 - Dec. 2011. Class 
2. McConnell, Susan. "Designing Effective Scientific Presentation." iBiology.org  Sep. 2010.  21 Apr. 2015, 
3. "English Communication for Scientists." Nature.com.  Nature Education, 2014. 12 Jun. 2016.